ここではグリーンネイルの原因について詳しくご紹介したいと思います。
グリーンネイルを正しく理解して、いつまでもオシャレを楽しめる、健康的な爪を目指しましょう。
グリーンネイルとは
グリーンネイルとは、緑膿菌という雑菌が繁殖することで、爪が緑色に変色する病気です。
ジェルネイルやスカルプをしている女性や、水仕事が多い方に多く発症します。
緑膿菌は、どこにでもいる常在菌で、普段は病気を引き起こすこともなく、おとなしくしていますが、ある条件が整うことで発症のリスクが高まります。
グリーンネイルの発症メカニズム
グリーンネイルを発症するメカニズムについて書いていきます。
1、ジェルネイルやスカルプが浮いた状態のまま放置している
グリーンネイルの原因で最も多いのがこのケースです。
ジェルネイルやスカルプは施術から時間が経つと部分的に浮いてくることがあります。また指先に力のかかるタイピングの仕事や、普段の生活で爪を使うことでもリフトを引き起こします。
ネイルが浮くと、自爪との間に小さな隙間ができて、そこに汗や水が入り込んで蒸れることで、緑膿菌が繁殖してグリーンネイルになります。
治し方
緑膿菌は爪の色を緑色に変えるだけで、水で洗い流せば落とせますし、それ以上他の指にうつることもありません。
ジェルネイルやマニキュアをしないで2週間ほどよく乾燥させておけば、菌自体はいなくなります。
2、体の免疫力が低下している
緑膿菌は日和見感染と言って、体が健康なときには何の害も及ぼさない弱毒菌なのですが、体の免疫力が低下しているときや、重病者や高齢者で体力が落ちているときなどは、抵抗力よりも菌の繁殖力が勝って、病気を引き起こすことがあります。
治し方
体の免疫力を回復させることで緑膿菌の増殖も抑えられます。まずは病気を治して体力を回復させることが大切です。
元疾患があって二次的に緑膿菌に感染するケースもある
最も治療が厄介なのは、爪カンジダ症や爪白癬にもともと感染していて、緑膿菌には二次的に感染したケースです。
この場合、元疾患を治さないとグリーンネイルも治りませんので、元疾患の治療を優先します。
爪カンジダは、緑膿菌と同じ常在菌で、症状が発症するメカニズムも似ています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
爪白癬とは、爪水虫のことです。
爪水虫を治すには、病院で処方される飲み薬で治すのが原則となりますが、副作用が出ることもありますので、注意が必要です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
緑膿菌には、さまざまな原因によって感染しますので、治し方もその元となる症状に合わせて変わってきます。
たかがグリーンネイルと思って油断すると、治療に長い時間が掛かってしまうことにもなりかねません。
グリーンネイルは早期に治療して、ネイルのオシャレを楽しみましょう。